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自分の先祖のことを、どこまで知っているだろう。
父や母、そのまた父や母。
祖父母の代までは、多少なりとも話を聞く機会がある。しかし、その先となると途端に分からなくなる。当たり前の話だが、今の自分がいるのは、その人たちがいたからだ。
どんな名前で、どこに暮らし、どんな時代を生きていたのか。
そんなことが、最近少し気になっている。
家系図でも作ってみようか。
そう思ったところで、そもそも先祖というのは、どこまで調べられるものなのだろう。
家系図は自分でも作れる
家系図というと、立派な和紙に毛筆で名前がずらりと並んだものを想像する。
しかし、基本的な家系図であれば、自分で作ることもできる。
調査の手がかりになるのは戸籍だ。
戸籍には、出生、婚姻、死亡、親子関係などが記録されている。
現在の戸籍から過去の戸籍へと順番にたどることで、父母、祖父母、曽祖父母と、その前の世代について調べていくことができる。
ただし、戸籍に書かれているのは、あくまで記録として残された事実だ。
ご先祖様がどんな性格で、何が好きで、どんな暮らしをしていたかまでは分からない。
それでも、知らなかった名前が一つ分かるだけで、少し身近に感じられる気がする。
戸籍を使って先祖を調べる方法
まずは、自分の戸籍から調査を始める。
大まかな流れは次のとおり。
- 自分の戸籍を取得し、父母などの記載を確認する。
- 父母の出生までさかのぼれる戸籍や、除籍謄本、改製原戸籍を取得する。
- そこに記載されている祖父母などの情報を確認する。
- さらに古い戸籍を取得し、分かった関係を家系図に書き込む。
これを繰り返していく。
以前は、遠方に本籍がある場合、その自治体に戸籍を請求する必要があった。
ところが、2024年3月1日から戸籍の広域交付制度が始まった。
一定の条件を満たせば、本籍地以外の市区町村の窓口でも、戸籍謄本や除籍謄本などを取得できる。
本籍が各地に移っている家系を調べるには、便利な制度だと思う。
ただし、広域交付には注意点もある。
請求できるのは、本人、配偶者、父母・祖父母などの直系尊属、子・孫などの直系卑属。請求者本人が窓口へ行き、顔写真付きの本人確認書類を提示する必要がある。
また、コンピューター化されていない一部の古い戸籍など、広域交付の対象外となるものもある。
すべての先祖の戸籍が、一度の手続きで取得できるわけではない。
戸籍の取得費用はいくらかかる?
一般的な戸籍証明書の交付手数料は、次のとおり。
| 証明書 | 1通の手数料 |
|---|---|
| 戸籍謄本 | 450円 |
| 除籍謄本 | 750円 |
| 改製原戸籍謄本 | 750円 |
※2026年10月時点。郵送請求の場合は郵送料等が別途かかることがあります。
1通ごとの金額は、それほど高くない。
ただ、何代もさかのぼろうとすると、取得する戸籍の数は増えていく。
古い戸籍には、現在と違う書式や旧字体、読み取りにくい手書きの文字もある。
戸籍を集めることよりも、集めた戸籍を正確に読み解いて、人物の関係を整理することの方が大変なのかもしれない。
先祖は江戸時代まで調べられる?
現在取得できる古い戸籍には、明治時代のものがある。
戸籍の保存状況や家系によっては、そこから江戸時代末期に生まれた人の名前まで分かる場合もあるという。
ただし、必ず江戸時代までたどれるわけではない。
災害や戦災で戸籍が失われていたり、古い記録が残っていなかったりすることもある。
戸籍だけでは分からない部分を、墓石、菩提寺の過去帳、地域の史料などで補える場合もあるそうだ。
そこまで調べようと思うと、家系図作りはなかなか奥が深い。
専門業者に家系図を作ってもらう方法もある
自分で戸籍を集めて家系図を作る。
それはそれで面白そうだ。
一方で、時間が取れない人や、古い戸籍を読み解くのが難しい人向けに、家系図作成を専門に請け負う会社もある。
その一つが、「家系図めぐり」というサービスだ。
戸籍の収集や調査から、家系図の作成、完成品の納品までを依頼できる。
調べる家系の数や、家系図に兄弟姉妹の情報を載せるかどうかなどによって、プランと料金が変わる仕組みになっている。
家系図の作成を専門業者に頼むと、実際にいくらかかるのか。
「家系図めぐり」などの料金やサービス内容について、別の記事で比較してみた。
家系図めぐりの料金
主なプランの最低料金は、次のとおり。
| プラン | 1家系 | 全家系 |
|---|---|---|
| お手軽家系図プラン | 29,800円~ | 199,800円~ |
| 本格家系図プラン | 79,800円~ | 339,800円~ |
※2026年10月時点の税込価格。兄弟姉妹の記載有無などで料金が変わります。最新の内容は公式サイトでご確認ください。
「お手軽家系図プラン」は、家系図と戸籍謄本、家系図データを収録したUSBメモリなどを受け取れるプラン。
「本格家系図プラン」は、それらに加え、系譜や生没年月日一覧、歴史年表などの資料が付属する。
納期の目安は、調査範囲に応じて約2~6か月。
家系図は、単に名前を並べるだけでなく、形として残すこともできるわけだ。
もっとも、私自身はこのサービスを利用したことがない。仕上がりや使い勝手について、実体験として評価することはできない。
また、決して安い買い物ではない。
自分で戸籍を調べる方法と、専門業者に依頼する方法。それぞれに費用と手間の違いがあるので、調査範囲や完成品の内容をよく確認して判断したい。
家系図めぐりのプラン・料金・完成品の見本はこちら
家系図めぐりの料金・プランを公式サイトで確認する家系図を残すということ
私には子どもがいる。そして、孫もいる。
自分の先祖を知りたいという興味はもちろんあるが、それだけでもない。
自分より前の世代のことを、何かの形で残しておけたら、とも思う。
今は普通に聞ける家族の話も、何十年か先には誰も知らない話になっているかもしれない。
家系図があれば、すべてが分かるわけではない。
それでも、名前と名前がつながっているだけで、そこに確かに人が生きていたことは残せる。
私はまだ、家系図を作ったわけではない。
まずは、自分の力でどこまで調べられるのか。そこから考えてみようと思っている。
せめて、祖父母のさらに前の世代の名前ぐらいは、知っておきたい。

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