── 我が子たちへ、父からの手取り足取りメモ ──
それぞれ社会人になって間もない子どもが3人います。
もちろん全員、これまで投資なんてまったく興味なんてあるはずもなく。
まあ、若いうちは当然ですね。異性と遊んだり、仕事に慣れたり、そっちのほうが忙しいのはむしろ健全なことだと思う。実際、私もそうだった。笑
それでも折に触れて、「投資というのはな、将来の自分への給料前払いみたいなもんだ」と話してきた。
上の子ふたりは何とかNISA口座を開設し、長女はすでにオルカンを購入済み。
そして昨日、ついに末っ子もSBI証券の口座開設手続きを終えたらしい。
ようやく全員がスタートラインに立ったというわけで。
せっかくなので、ここに「SBI証券でオルカンを買う方法」を、我が子たちに向けて残しておこうと思います。
(もちろん、この記事を読んでいる、どこかの誰かの子にとっても、最初の一歩になれば嬉しいです。)
① まず、オルカンとはなんぞや?
“オルカン”というのは、正式には
「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の略。
世界中の株式に分散して投資できる、超優秀な投資信託である。
要するに、「世界の成長にまるっと乗っかる」仕組み。
企業選びもタイミングもいらない。寝ている間に世界経済が働いてくれる。
もし「アメリカだけに賭けたい」というタイプなら、
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)でもいい。
ただしここは父からのお願いとして、
「商品は今現在、eMAXIS Slimシリーズに限る」
──これを守れ。
手数料(信託報酬)が圧倒的に安く、長期運用に向いている。
これだけは譲らん。
② SBI証券でオルカンを買う手順
以下、キャプチャ画像を見ながら進めてもらえれば。

①ログイン後、トップ画面の「投資信託」をクリック
②直接、オルカンを検索する方法もあるけど、ランキングの上位にくるのでこの方が早い。
③これだ。その下がSP500。
③ よくあるつまずきポイント(=父も最初わからなかった)
「NISAつみたて投資枠」と「NISA成長投資枠」の違い
→つみたて枠は、毎月の金額設定が必要。
成長枠は、スポット購入で使う。
「どのタイミングで買う?」
→ タイミングを狙う必要はない。時間を味方にするのが王道。
「毎月いくらから?」
→ 100円から。大事なのは続けることだ。
④ 若いうちに始める理由
投資は、資金量もそうだけど「時間」が武器に。
20代で1万円ずつ積み立てていくのと、30代から始めるのでは、同じ金額でも将来の差は数百万円単位に。
利回り5%で20年続けると、1万円×12か月×20年=240万円が、約400万円になる。
時間は戻らない。
“早く始めたやつが勝つ”のは、どの世界も同じ。
⑤ 父から、最後のアドバイス
投資って、難しそうに見えるけど、やることは「ポチる」だけ。
あとは、世界経済が勝手に働いてくれる。
大事なのは「継続」と「放置」。
焦って動くな。
積み立てたら、しばらく忘れていい。
その間に、自分の仕事を頑張ればいい。
世界のほうで、お前たちの代わりにちゃんと働いてくれるから。
まとめ
投資はギャンブルじゃない。
未来の自分に「先に給料を渡す」行為。
SBI証券の口座を開いて、検索欄に「eMAXIS Slim」と入れる。
それだけで、10年後に笑っている可能性がグッと上がる。
父が若いころには、こんな便利な仕組みはなかった。
だからこそ、今の若い世代には早めに知ってほしい。
これを読んだ我が子たちへ。
今日が、投資家デビュー記念日だ。
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